名著に学ぶ今後の羅針盤。

人間の本来の姿は、周りの状況に左右されず、その状況に作用を及ぼすことである。これは、自分のおかれた状況に対して自分の反応を選ぶことができるというだけでなく、自分自身を取り巻く状況そのものを自分でつくり出すという意味である。
率先力を発揮することは、押し付けがましくなるとか、わがままであるとか、またはしつこくなるとかいうことではない。自分から状況を改善する行動を起こすようにすることである。

最近の個人的な感想としては、ある一定の年齢を境に「率先力」というのは減衰するように思えます。

私たちの直面する問題には、三種類がある。それは、
・直接的にコントロールできる問題(自分の行動と関係している問題)
・間接的にコントロールできる、あるいは影響できる問題(他人の行動と関係している問題)
・全くコントロールできない問題(誰も影響できない問題、過去の出来事など)
である。主体的なアプローチをとることによって、この三種類の問題を解決する第一歩のすべてが、自分の影響の輪の中に入ることである。

「自分次第」ってことですよね。

例えば、ジャングルの中で手斧を持って切り開いている作業チームを考えてみよう。そうすれば、この違いの重要さを用意に把握できるだろう。作業チームのメンバーは生産者であり、直接に問題を解決する人たちである。
マネージャたちはその後方に立ち、手斧を研いだり、方針や手順のマニュアルをつくったり、筋肉強化のプログラムを開発したり、新しい技術の導入をしたり、スケジュールを組んだり、作業員の賃金体系をつくったりする。
ではリーダーはどのようなことをする人だろうか。それは、ジャングルの中で一番高い木に登り、全体を見渡して、下に向かって「このジャングルは違うぞ」と叫ぶ人なのである。

マネージャの補佐的な役目を「リーダー」と呼んでいるケースを知っています。

効果的なリーダーシップのないマネジメントは、ある人の言葉を借りれば、「タイタニック号のデッキで椅子を片付けるようなものである」である。いかなるマネジメントの成功も、リーダーシップの失敗を補うことはできない。しかし、ほとんどの場合、私たちはマネジメントのパラダイムにとらわれるぎて、リーダーシップをおろそかにしがちである。

秀逸な喩え。

とまあ、名著「7つの習慣」を再読してみると、今後の羅針盤になります。